
秋の訪れ、暮らしの秋支度
窓を開けると、ふっと通り抜ける風に微かな涼しさを感じる9月。
日差しにはまだ夏のなごりがあるけれど、空の高さや光の柔らかさに、新しい季節の足音を少しずつ感じる頃です。
洋服の衣替えにはまだ少し早いこの時期。
まずは、毎日家族が集まる「ダイニング」から、少し早めの秋支度を始めてみませんか。
秋色のインテリアと温もりのある器が並ぶ食卓。
季節の移ろいを静かに楽しむ、9月のダイニングの整え方をお届けします。

空間を秋に染める、ブラウンカラーコーディネートの作り方

お部屋にもその気配をそっと呼び込むなら、深みのある「ウォールナット家具」がおすすめ。
深く落ち着いたブラウンの木目は、お部屋全体を上質な温もりで包み込み、しっとりとした秋の静けさを運んできてくれます。
ただ、すべてをウォールナットで揃えてしまうと、空間全体が少し重たく見えてしまわないか気になりますよね。
深い色合いの家具を重たく見せないポイントは、心地よい「抜け感」。
そんなウォールナットでつくるコーディネートのポイントをご紹介します。
「ファブリック」を添えて軽やかに

ウォールナット家具には、あえてふんわりとした「ファブリック座面のチェア」や、少し明るいトーンの木のアイテムをそっと合わせてみてください。
空間の主役となるダイニングセットには、チェアの座面に明るめのベージュやブラウンの「ファブリック」をミックスしています。
布の柔らかな質感が加わることで、ウォールナットの重厚感が和らぎ、ふっと肩の力が抜けるような優しい雰囲気に仕上がります。
秋らしい大人の深みはそのままに、軽やかで優しいダイニングの完成です。
「オープンシェルフ」で作る、壁面の心地よい余白

ダイニングの後ろに配置した収納棚は、背板のないオープンシェルフ。
壁の余白が見えることで空間に圧迫感を与えず、お部屋全体を広く見せてくれます。
お気に入りの食器を飾るように並べて、暮らしのディスプレイとして楽しめます。
「ホワイト」のアクセントで作る、心地よい抜け感


食卓の上にはふんわりとしたフォルムの白いペンダントライトを。
そして奥のシェルフには余白を活かしたアイボリーのアートを飾りました。
ウォールナットの直線的な美しさに、こうした自然素材の丸みや手仕事の温かみを少しだけミックスすることで、北欧モダンらしい洗練された秋の空間が完成します。
コーディネートに使用したアイテム
今日からできる、ダイニングの秋支度2つ
本格的な秋を前に、食卓でも秋を感じてみませんか。
ほんの少しの工夫を添えるだけ。
今日からすぐに取り入れられる、2つの秋支度のポイントをご紹介します。
うつわの衣替え。爽やかなガラスから、土の温もりへ

夏の食卓を彩ってくれたクリアなガラスの器たちは、来年までそっと戸棚へ。
少し肌寒くなってきた今の季節、代わりに並べたいのは、ぽってりとした茶系の陶器たちです。
土の温もりを感じるマットな質感や、深く艶やかな飴色。
湯気の立つ根菜のスープや、きのこをたっぷり使った炊き込みご飯。
そんな季節の味覚を優しく受け止め、より美味しく魅せてくれるのも土の器ならではの魅力です。
インテリア小物で飾る、小さな秋

お気に入りのアートや真鍮のランプ、秋らしいドライフラワーなどを、ゆったりと『見せる収納』として飾るのにぴったりです。
秋を味わう、今日の食卓(レシピ)


少し早めの秋を感じる休日の夕暮れ。
キッチンに立つ時間を少しだけ長くして、旬の食材を使った手料理で食卓を彩ってみませんか。
今回は、秋の味覚をふんだんに使ったメニューをご紹介します。

さつまいもとベーコンのミルクスープ
材料(2人分)
さつまいも(小):1本(約200g)
ベーコン:2枚(約30g)
牛乳:1カップ
バター:10g
塩:小さじ1/4
粗びき黒こしょう:少々
作り方
1.さつまいもはよく洗い、皮つきのまま幅5mmのいちょう切りにしてさっと水にさらし、水けをきる。
ベーコンは幅1cmに切る。
2.鍋にバターを中火で熱してベーコンをさっと炒め、さつまいも、水1/2カップを加えてふたをし、煮立ったら5分ほど煮る。
牛乳、塩、粗びき黒こしょうを加え、さつまいもをかるくくずしながらひと煮立ちさせる。
スープのレシピは、オレンジページを参照して手作りしました。
さつまいものほっくりとした甘みとベーコンの塩気が絶妙に重なり合って、とろけるバターの風味が心までじんわりと温めてくれる一品です。

きのこと鮭の炊き込みご飯
材料(2人分)
米:2合(360ml)
醤油:大さじ2
酒:大さじ1
塩:小さじ1/2
水:350ml
鮭:2切れ
えのきだけ:1袋(約100g)
まいたけ:1パック(約100g)
ごぼう:1/2本
万能ねぎの小口切り:適宜
作り方
1 米はといでざるに上げ、30分ほどおく。 えのきは根元を切り、長さを3等分に切って軽くほぐす。 まいたけは食べやすい大きさに手で裂く。 鮭はキッチンペーパーで水気を拭く。 ごぼうは洗って土を落とし、きんぴら状にして、10分程度水に晒しておく。
4 土鍋に米、醤油、酒、塩、水を入れて軽く混ぜる。
5 えのき、まいたけ、ごぼうを全体に広げ、その上に鮭をのせる。
6 ふたをして中火にかけ、沸騰して蒸気が出てきたら弱火にする。
約12~15分炊き、火を止めてそのまま10~15分蒸らす。
7 ふたを開け、鮭の骨と皮を取り除いて身をほぐし、全体をさっくりと混ぜる。
器に盛り、万能ねぎを散らす。
蓋を開けた瞬間にふわりと立ち昇る、お出汁の優しい香り。ふっくらと炊き上がったご飯に、鮭の豊かな旨みがじんわりと染み渡り、いつもの食卓をほっと心安らぐ時間にしてくれます。
深まる秋のひとときを、温もりあるうつわと共に

秋の食卓は、ただお腹を満たすだけでなく、少しずつ長くなる夜に、ほっとする温もりを分かち合う大切なひとときでもあります。
Hym.が届ける茶系のうつわたちは、土の素朴な質感と深く艶やかな色合いで、秋の豊かな食材を自然体に美しく引き立ててくれます。
両手でそっと包み込んだときに伝わる土の温かさは、慌ただしい日常の中で心をふっと解きほぐしてくれるような、優しい佇まいです。
ダイニングに使用したうつわ
暮らしに季節を取り入れる
朝夕の涼しい風に、ふと秋の訪れを感じる9月。
季節の変わり目は、お部屋の空気をふわりと着替えるのにぴったりのタイミングです。
大掛かりな模様替えをしなくても、お気に入りのうつわを並べたり、温かなファブリックを一枚添えたりするだけで、食卓はぐっと秋の表情に。
お気に入りのアイテムを少しずつ取り入れて、これからの季節のゆったりとした夜長をお楽しみください。

スタッフ TOMO
少しずつ長くなる秋の夜。
ウォールナットの深みと土のうつわの温もりが、皆さまの心地よい暮らしにそっと寄り添うことができたら嬉しいです。
TOMO
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