
こんにちは、スタッフのtomoです。
気づけば師走。
まだ冬の空気に追いつけない気持ちと裏腹に、
子どもの作品やプリント、読みかけの本、
リビングで使った仕事の書類や本などが少しずつ増えていく日常。
年末が近づくと、なんとなく「そろそろ片づけなきゃ」と思うのですが、
きれいにしてもまた散らかる。
そのくり返しに、いつも少し疲れてしまう自分がいます。
ある日、棚をぼんやり眺めていたら、
ほこりをかぶった本や、飾りとして置いていたフラワーベースが目に留まりました。
以前は“好き”だったはずなのに、
いつのまにかただ「置いておくだけ」になってしまっていたのです。
気に入っていたものが、今の自分にはしっくりこなくなることって、あるんですね。
その瞬間は少し寂しいけれど、同時に「暮らしが変化しているサイン」でもある気がしました。
そこで今年の年末は、がんばって片づけるのではなく、
“これからの自分に寄り添ってくれるもの”を残す視点で、暮らしを整えてみようと思います。
「見せる収納」と「隠す収納」を行き来しながら、
心の置き場所を整えていくような、そんな静かな見直しの時間になりました。
今回は、その様子を少しだけ、共有させてください。
見せる収納”で心が整う、オープンシェルフの使い方

我が家のリビングダイニングは、家族みんなが自然と集まる場所。
子どもの宿題を見たり、夕飯のあとにちょっとしたおしゃべりをしたり、
一日の中でいちばん長く過ごす、大切な空間です。
もっと快適に過ごしたくて、数年前にワークスペースをDIYで作りました。
食卓とは別に仕事や勉強の場所ができたことで、家族それぞれの時間もスムーズに。
けれど、気づけばリビングダイニングにはモノが少しずつ増えていました。
備え付けのオープンシェルフには、プリント類や文房具、おもちゃ、読みかけの本…。
「片づけてもまた散らかる」くり返しに、
落ち着くはずの空間が、どこか慌ただしく感じられたのです。
そんなとき出会ったのが、シェイカーボックスでした。
Before

棚の中は、使うものも使わないものも混ざったまま。
ほこりをかぶった本や、置物、子どもたちのおもちゃももちらほら。
何をどこに置いたかも分かりにくく、片づけてもすぐに散らかってしまう状況でした。
After

シェーカーボックスのサイズごとに使うものを分けて収納。
大きめはおもちゃ、中くらいは香水やハンドクリーム、小さめはアクセサリー。
出しっぱなしでも美しく、棚の中が整然として見えることで、
「隠す」だけでなく「見せる収納」として空間にやさしい統一感が生まれました。
整う理由は「出しっぱなしでも美しい」こと

もともと収納のためではなく、“暮らしを美しく見せるため”にデザインされたシェイカーボックス。
丸みのあるフォルムと滑らかな木肌、手仕事のあたたかみを感じる素材は、
重ねて置くだけでリビングに自然と溶け込み、空間をやさしくまとめてくれます。
「隠す収納」と「飾る収納」の中間のような存在で、
控えめながらも置くだけで空間がすっと整う、静かな力を感じさせます。

シェイカーボックスを暮らしに取り入れると、こんなメリットが◎
まず、出しっぱなしでも美しいので、片づける前でも空間がすっきり見えます。
サイズに合わせて整理できるので、大きめはおもちゃ、中くらいはアクセサリーやお気に入り、小さめは文房具など、使うものに合わせて分けて収納できます。
また、自然素材の温かみとシンプルな形で、どんなインテリアにもすっと馴染むのも魅力です。
棚の上に置けば、収納とディスプレイを両立でき、「飾る楽しみ」も一緒に味わえます。
そして、使い続けるうちに、片づけ方の意識も自然と変わってきます。
「しまう」という作業ではなく、使ったものを元に戻すような感覚になり、
暮らしの中に無理なく整ったリズムが生まれるんです。
棚を新しく迎えて、収納とお気に入りを両立

一番長い時間を過ごす、リビングダイニング。
たまに使うハサミや充電ケーブルなど、
こまごましたものやプリント類はなるべく見せたくないなと普段から感じていました。
見た目はすっきりシンプルなのに、収納力は抜群。
プリントや文房具、おもちゃや日用品など、
今まで散らかりがちだったものをたっぷりと収納できます。
棚の上には、アートやシェイカーボックスを並べて、
“見せる収納”として自分の好きな空間にアレンジ。
使うものも、飾るものも、一緒に楽しめる場所になりました。
新しい棚を迎えたことで、
収納の安心感と、心地よいお気に入りの空間の両方が叶い、
リビングダイニングで過ごす時間が、より穏やかで心地よくなった気がします。
Before

After

ちょうど良いサイズ感と安心の収納力

バイイングで訪れた展示会で出会った 「lasuta」。
シンプルなデザインながら、どこかあたたかみを感じる佇まいに、思わず足を止めました。
木目の質感や、引き出しの中の細やかな仕切り、
使う人の動きを考えたデザインに、思わず「これだ」と直感したのを覚えています。
我が家のインテリアはウォルナットと黒の家具をベースとしているので、
今回lasutaのウォルナットカラーをお迎えしました。
棚の中の仕切りは、高さを自分好みに調整できるので、
大きめのファイルケースもすっぽり収まってくれるのが嬉しいポイントです。
「入らないから出しっぱなし」になりがちなものも、きちんと隠してしまえるようになりました。

パソコンも、使い終わったら棚の中へ。
一日の終わりに目に入る景色がすっきりするだけで、気持ちまで整う気がします。
子どもたちも、折り紙や文房具を“この棚に戻す”と決めたことで、
自然と片づける習慣がついてきた様子。
家族みんなが心地よく過ごせる、小さな気持ちの良い習慣ができました。
暮らしに馴染む収納が
心に余白をくれる

シェーカーボックスとlasutaでお部屋を整えてから、収納に対する意識が少しずつ変わってきました。
・“片づける”ではなく、“元の場所に戻す”という自然な動作に変わったこと
・“隠す”ではなく、“見せても気持ちいい”と感じられること
・空間に“静けさ”が戻ってきたこと
気づけば、片づける時間も短くなり、整った空間で過ごす時間が増えると、家族の何気ないひとときも、少し穏やかに感じられるようになりました。
lasutaの中にはあまり見せたくない生活の道具を、棚上にはお気に入りのものを。
シェーカーボックスには小物をしまって、出しっぱなしでもすっきり見え、必要なものはきちんとしまえる心地よさがあります。
毎日のちょっとした整えの習慣が、暮らしに自然な“余白”を生み、家族みんなに心地よい時間を届けてくれる
そんなことを改めて感じています。
年末を迎えるこの時期は、空間と心の両方を整え、すっきりした気持ちで新しい年を迎えたい。
そんな思いが、自然と湧いてきます。







